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ウォーターサーバー のメリットとデメリット
いろいろなところで目にするウォーターサーバー。家庭用のウォーターサーバーもかなり普及してきています。
しかしいくら便利といえども、メリットばかりではありません。デメリットもしっかり理解した上で契約しなければ結果的に損になってしまうことも。
このコラムではウォーターサーバーのメリットとデメリットを具体的に説明いたします。
ウォーターサーバーのメリット
ウォーターサーバーのメリットとは?一言でいってしまえば、便利さです。
使いたい時にすぐ使える、温水と冷水
ウォーターサーバーの基本的な機能と言える、温水と冷水機能。冷たい水も熱いお湯もボタンを押せばすぐにでてきます。いちいちお湯を沸かしたりしなくてもコーヒーが飲め、暑い夏には冷たい水を好きなだけ飲むことができますし、急な来客にもすぐに対応できます。
普段はあまり意識せずにお水を使っているかもしれませんが、冷えたおいしいお水を飲みたい時にすぐ飲めるというのは実際かなり便利です。この便利さは使ってみないとなかなか実感できないものですが…。わが家ではお茶を飲むことが多かったのですが、ウォーターサーバーを契約してから圧倒的にお水を飲むことのほうが多くなりました。
また、お湯を沸かす電気代やガス代、冷蔵庫の電気代の節約にもなります。サーバー自体の電気代はかかってしまいますが、最近では省エネモードが搭載されているサーバーも登場しており、従来より電気代を抑えられるものもでてきました。
お水をお家まで宅配!
ウォーターサーバーは宅配業者がお家までお水を持ってきてくれるので、いちいち買いに行く必要がありません。
ペットボトルは多くて1本2L、何本も冷蔵庫に入れておくのはよほど大きな冷蔵庫でないと到底無理ですよね。飲もうと思った時になかったり、無くなったりするたびに買い物に行くのも面倒。だからと言って一気に持って帰るのも重くて大変・・・。
こういった手間をウォーターサーバーは解消してくれます。
お水のボトルの大きさはメーカーによってさまざま。7L程度のものを用意しているメーカーもあれば、18Lの大容量ボトルを用意しているメーカーもあります。ボトルはそのまま家庭ごみとして処分できるものもあるので、場所もとりません。大量の空ペットボトルがあふれてる…なんて事態も避けることができます。
豊富な水の種類!天然水からRO水まで
メーカーにもよりますが、自分の好みに合わせて天然水やRO水を選ぶことができます。
用意されているお水はメーカーによって異なります。ひとつのメーカーの中でも3種類の天然水を用意しているところもありますよ。採水地が異なればお水の成分も変わりますので、お水の成分をみて選ぶことをおすすめします!
RO水というのは天然水とはちがい、極限まで不純物をろ過したお水のことです。ミネラルも取り除いているので、赤ちゃんや胃腸の弱い方におすすめですよ。
災害時に備蓄水として活躍!
ウォーターサーバーのお水は、ガロンタイプのボトルやつぶせるほど柔らかいペットボトルなどに入って配送されます。どのメーカーも基本的には、一つのボトルに7L以上のお水がはいっているので、もしもの災害時には備蓄水にもなるのです。中にはボトルに非常用コックをつけているメーカーも。
人の身体の約60%は水分でできていて、4~5%失われただけで脱水症状がおこり、10%を超えると死に至る場合もあります。大人一人につき1日、少なくとも1~2Lの水が必要と言われているので、もし一週間分用意するとなると、7~14Lは必要です。もし1本でもボトルのストックがあればじゅうぶんな量の備蓄水となります。
さらに、ウォーターサーバーのお水は定期的に配送されるので、災害時用に買ったペットボトルが期限切れだった、という心配もなく安心して使用することができます。
ウォーターサーバーのデメリット

やっぱり費用はかかる!
とても便利なウォーターサーバーですが、その分かさむのはやはり費用です。
はっきり言ってしまいますと、ペットボトルのほうが断然安いです。
ウォーターサーバーは最低でも月額3000~4000円の費用がかかってしまいます。(詳しくは月額最安プラン表をご覧ください) 2Lペットボトルはスーパーや通販でも1本100円以下で買えるところが多いですが、ウォーターサーバーのお水を2L換算で計算すると、ほとんどのメーカーでなんと300円を超えてしまいます。3倍以上の値段となるわけです。
また、サーバーにもよりますが電気代が高くなってしまったり、サーバーのレンタル代がかかってしまったりすることも。
サーバーの置き場所問題
サーバーはスリムなものでも意外と存在感があります。さらにコンセントが近くにないとサーバーを置くことができないため、置き場所が限られてしまいます。延長コードも基本的に使用できません。
一人暮らし、二人暮らしの場合はそんなにスペースに余裕がないですよね。
お水のボトルも、一度の配送で1~2本送られてきますのでボトルの置き場所も必要になります。ペットボトルがあふれる心配はなくなりますが、サーバーとボトルの置き場所を新たに考えなくてはいけません。
お水の交換が大変
お水のボトルは、約7L~12Lほどの大きさが用意されている事が多いです。決して軽いわけではなく、女性や高齢者の方にとっては持ち上げるのはなかなか大変です。
少ない容量のボトルにすれば交換は簡単ですが、その分交換の頻度は増してしまいます。また、大容量のものと比べて相対的に高くなってしまうので、注文数が多ければ多いほど費用もかさみます。
このように、いくら便利といえども決してメリットばかりではありません。
まとめ
ウォーターサーバーのメリット・デメリットについてご説明しました。 もう一度簡単にまとめてみると、
メリット- 好きな時に、簡単に冷水・温水を使用できる
- 買い物の手間が省ける
- 自分にあったお水を選ぶことができる
- 災害時用の備蓄水にもなる
- ペットボトルよりかなりの維持費用がかかる
- 置き場所が限られる、存在感がある
- お水の交換が大変
となります。
人によっては、ウォーターサーバーの利便性をお金で買っていると考えれば、費用はそう高くはないように感じるかもしれません。これらの点をメリットととるか、デメリットととるかは人それぞれです。
サーバーを導入するかどうか考えている方は、もう一度なぜ導入したいのか?を考えてみましょう。目的によってメリットとデメリットのどちらを見るかが変わってくるはずです。
費用だけを見るとペットボトルのほうが安価ですが、機能や利便性をみるとウォーターサーバーにはたくさんのメリットがあります。お試しレンタルをやっているメーカーや、家電量販店などで実機を紹介しているところもあるので、一度試してみるのも手かもしれません。
上にあげたようなデメリットがさほど気にならないようであれば、ぜひウォーターサーバーのレンタルを検討してみてください。